2003年
3月 |
市民の声を生かした公園整備案がまとめられようとしていることを市報で知り、小平市公園緑地課が開催した第1回延命寺公園整備検討会に、小平子育てネットワークるんるん♪(以下るんるん♪)のメンバーの一人が出席する。
この検討会が25日火曜日の午後7時からだったということもあり、子育て真っ最中というママの出席は1人だけの模様。
公園のヘビーユーザーであるママと子どもの声をもっともっと検討会の席に届けられたらなぁと切実に思う。 |
| 4月 |
るんるん♪に持ち帰りスタッフで相談。
子育て真っ最中のママが公園について感じていることをアンケートで聞いてみよう!ということになる。 |
| 5月 |
子育て広場「きらら」、子育てネットサークル「らいおんキッズ」の協力を得てアンケートを実施。
2週間という短い期間だったが、口コミで広がったこともあり、ペーパー、webあわせて111人のママの声を集めることができた。
嬉しい悲鳴をあげながら集計作業に励む。
そして、このアンケート結果と、小平市および延命寺公園周辺の現況、関連計画からるんるん♪としての提案、以下の7項目をまとめる。
| ★ |
元気な子どもがいっぱい!そんな子どもとママの声を公園に! |
| ★ |
公園がもっと増えたら嬉しいな!グリーンロード・旭の森公園と連携した魅力的な空間に! |
| ★ |
緑がいっぱいって気持ちいい!既存の樹木や用水路を生かした自然が感じられる空間に! |
| ★ |
キーワードはのびのび?小さい子どもでも安心してのびのび遊べる公園っていいな! |
| ★ |
小さな工夫でずっとずっと使いやすくなるのでは?導入施設に子どもとママの視点を! |
| ★ |
公園が出会いの場に?地域の人と人をつなぐイベントを開催したいな! |
| ★ |
気持ちよく過ごせる公園ってどんなところだろう?管理の方法も一緒に考えたいな! |
この提案をまとめた資料を持ち、28日水曜日午後1時半から開催された第2回延命寺公園整備検討会にメンバーの一人が出席する。
検討会では武蔵野の豊かな自然景観の再生をして欲しいという声が目立った。
しかし、自然景観の再生のみに重点をおいてしまうと、ママとしては「あそこは危ないから遊んではダメ」と言わざるを得ない空間になってしまう。
既設の旭の森公園と隣接した空間でそんな状況になってしまうのはもったいない。
だから、子どもも含めた誰もが、小平市の貴重な遺産と言われる用水路と豊かな自然景観にふれあえる場に!と訴える。
けれど、うまくその声が届かない感じ。
111人のママの声を無駄にしてしまったのではないかと、かなり落ち込む。
|
| 6月 |
るんるん♪の提案をまとめる際に目を通した「都市計画マスタープラン」「緑の基本計画」に加え「福祉のまちづくり推進計画」、用水路活用計画の概要が掲載されている「市報こだいら 用水路特集号」を読んでみる。
そして、るんるん♪の提案していることは決して突飛なことではないんだと実感。
市議会で議決されているこれらのマスタープラン・計画には、高齢者・体にハンディキャップがある方・子どもを含めた誰もが心地よく安心して住めるまちづくりがうたわれている。
なかでも「市報こだいら 用水路特集号」に書かれていた「かつて、子どもたちがタンポポなどの花の咲いた用水路の土手で、よもぎ摘みをしたり、はだしになってザリガニやメダカを捕まえたりして遊んだ水が見えて、水に近づき、水で楽しむことができる景観を整備していきます」は、るんるん♪の提案したかったことそのまま!
ママの声を届けなくてはと変に肩肘張ってしまっていたのがおかしくなってしまった。
だけど、それがきちんと反映された公園整備案となるよう見守らなくては。 |
| 7月 |
9日水曜日午後1時半から開催された第3回延命寺公園整備検討会にメンバー3人が出席。
ここで、これまでの検討会を踏まえたという公園緑地課の案が示された。
南半分は自然景観の再生に重点がおかれたエリア、北半分が子どもが水遊びをするエリアになっている。
この案に反発する出席者が多かった。
確かに子どもが遊べる場所としても位置づけられていることにはホッとしたが、ゴムチップ舗装で固めた水辺にしてしまうのはさみしいかも。
計画地全体において自然計画の再生に重点をおきつつ、小さな工夫を積み重ねることによって子どもやママにとって気持ちよい空間になるのでは・・・と、るんるん♪として改めて提案した。 |
| 8月 |
四苦八苦しながら、るんるん♪の提案を1枚の計画案としてまとめる。
絵としてかなり下手だけど(笑)、沢山のママの声が詰まった1枚だと思うといとおしいかも。 |
| 9月 |
公園設計者としてかなりのキャリアをお持ちの方から「子どもが遊べる空間にこだわると安全整備が過剰となり自然景観を守ることが難しくなる」というご指摘を受け、8月にまとめた計画案を公園緑地課に届けるのを躊躇してしまった。
るんるん♪がママの声を届けようとすることが原因で延命寺公園の魅力がそがれてしまうなんてことがあるのだろうか・・・。
でも、もう一度「市報こだいら 用水路特集号」に書かれていた一文を読んで落ち着いた。
「かつて、子どもたちがタンポポなどの花の咲いた用水路の土手で、よもぎ摘みをしたり、はだしになってザリガニやメダカを捕まえたりして遊んだ水が見えて、水に近づき、水で楽しむことができる景観を整備していきます」
うん、うん。
早くこんな空間ができるといいなぁ。
河川整備では自然環境の保全・創出に配慮した多自然型川づくりが既に常識になっている。
また国土交通省は「水辺の楽校」「子どもの水辺再発見プロジェクト」といった事業を推進している。
水辺は遊び、自然体験・学習のできる貴重な場として位置づけられているということだろう。
豊かな自然に子どもを含めた市民みんながふれあえる空間にするという目標を簡単に諦めてしまっていいのだろうか?
そのために、まとめた計画案★。
自信を持って公園緑地課に届けることにした。
この検討会に関する記事が9月23日付けの産経新聞に掲載される。見出しは「安全か 自然か」。
二者択一を迫れているような印象だけど、両方を兼ね備えた公園であって欲しいと改めて思う。 |
| 10月 |
2日木曜日午後1時半から第4回延命寺公園整備検討会が開催され、公園緑地課の案が示された。
北側の3分の1程が子どもが安全に水遊びができるエリア。
前回の案と違って水辺の素材に自然石が用いられていて周囲の景観との調和に配慮している。
南側は自然景観の保全・創出に配慮したエリア。
とはいっても旭の森公園との境にあるフェンスは取り払われ低いロープ柵にするといった配慮がなされているので閉鎖的な雰囲気はない。
護岸のコンクリートが取り払われて水辺に虫や花が戻ってきたら、柵を乗り越えて遊ぶ元気な子ども姿が見られるかな。
公園緑地課はこの案を土地の所有者である東京都に提案する。
その経過は随時市民の方にも公開される模様なので見守っていかなくては。
そんなわけで、まだまだ公園完成までは時間がかかりそうだけど、4回の公園整備検討会はひとまず終了となりました。 |